ブログやSNSを書き続けるキッカケをくれた本『書く習慣』いしかわゆき:著

親の考えばかり話していない?聞く技術を知って、子どもの話に耳を傾けよう。

聞く技術

「そんなことしちゃダメでしょ」
「教えたのに、どうして言うとおりにしないの」

子どもの言うことやること、気がつけば否定ばかりしていることありませんか?

大人の考え方やペースばかり押し付けたり、ね。

高校受験への不安を息子に相談されたが

大人の話ばかり聞かせてしまうのは、子どもが小さい頃ばかりではありません。

話はさかのぼりますが、先日、高校受験生になる息子に不安な気持ちを相談されました。

長男が春から中3に。高校受験は「がんばってね」だけじゃなく、家族も一緒に歩んでいきたい。

小さい頃からあまり不安や悩みを言葉にしない息子が、めずらしく長時間話してくれたんです。

私も一生懸命聞いてアドバイスをしたりしたつもりですが、本人は「でも、だって」ばかり返してくるので、ちょっと突き放すような返事をしてしまったんです。

はー。

この時も、最初は息子が話していたのに、気がつけば私の考えばかり話していました。

彼の不安を取り除いてやるどころか、多分、彼もわかっているアドバイスばかり。

自分の力不足にしょんぼりです。

 

もっと相手の気持ちに寄り添って、想いを聞ける人になりたい。

 

でも、聞くって、どうすればいいの?

 

そんな時に出合った本が、プロカウンセラーの聞く技術です。

本屋さんの中をウロウロしていたら、聞く技術という文字と阿川佐和子さん推薦という文字が目に飛び込んできました。

聞く技術

以前、阿川佐和子さんの聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)を読んだので、「あの阿川さんが推薦するなら」と手に取ってみました。

裏表紙にある目次を見てみると、それぞれのタイトルだけで心に響いてくるものが。

聞く技術

特にどのタイトルが心に響いたかというと、うーん、あえて言うならこの2つでしょうか。

10)聞かれたことしか話さない
⇒つい、親の子ども時代の話ばかりしてしまう

12)情報以外の助言は無効
⇒助言しているつもりが、いつの間にか感情が入り混じった話に

でも本当は、31項目すべてです。

著者の方は東山 紘久という男性のプロカウンセラーさんですが、なぜかこの本の中では主婦の立場を中心に書かれた内容が多いです。

主婦である私には共感できる部分がたくさんありました。

昭和17年生まれということが理由でしょうか、時々読めない漢字もあったりして、そんなところでも「へーっ」と楽しめます。

聞く、ということは、全部の話をしっかり聞いて、なんでもかんでも受け入れるのとは違うそうです。

すべて聞いていたら、聞き手が大変になっちゃいますからね。

まとめ

プロカウンセラーになろうという本ではありません。

常に聞く技術を使って人と会話する必要もありません。

ただ、この本に書いてあることを知っておくだけで、子どもとの時間がもっと違ったものになる。

そんな一冊です。

 

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