先日、人生初のコーチングを受けました。ここのところ自分について深く知りたいという気持ちが大きく動いていたので、本当に良いタイミングです。
落ち込んでいるとか、悩んでいるとかではなくて、いろんなことを考えて心がモヤモヤしていたんです。こういうことって時々あって、今までは自分で原因を探ったり対処法を見つけたりしてきました。
でも今回は出合ってしまったんです、こころの境界線研究所に。(2015年11月に、心のコーチングから名称変更になりました)
出合いは「子育てに使えそう!」
コーチングという言葉は、数年前に育児関連のサイトや本を通して出合いました。子どもへの声がけや対応の仕方について知りたかった私にとって、ドンピシャな内容。
「とにかく、がんばれ!」というだけではなく、実際に会話を通して家族のサポートができたら素敵だなと、コーチングに興味を持ちました。シンプルに親子や夫婦間、友人とのコミュニケーションを円滑にするものとしてとらえてもいいと勝手に思っています。
コーチングについてさらに情報を集めたこともありましたが、返事のしやすい”開けた質問”や、「はい」や「いいえ」でしか答えが帰ってこない”閉じた質問”くらいしか頭に残っていません。
そして知識があっても、実際にそれを使うことはなかなかできませんでした。知っているのと、実践することは別物ですね。
そして先日、実は私自身がコーチングをして欲しかったのだと気がつきました。だって越智コーチの存在を知った時の、私の安堵感と言ったらありませんでしたから(笑)
心についての話を聞いてもらう時に、避けては通れないのが過去の話。人間、長いこと生きていれば大なり小なり人に堂々と言えないこともありますよね。そんなこと知らない人にいきなり話すのは不安もあります。しかも越智コーチは男性です。
ただ運の良いことに、仲良くしていただいているキティさんのブログを通して越智コーチと出合えたので、安心して予約を入れることができました。(4時間以上ウロウロしましたが^^)
⇒心の定期健診?1年ぶりにコーチングを受けました(ブログ:キティスタイル)
キティさんは物事をじっくり観察して判断される方なので、彼女が実際に何度もセッションを受けて安心だと言っているなら大丈夫。
公式サイトから申し込みをしたら、越智コーチからすぐにメールでお返事をいただけました。まずは都合の良い日時を3日分くらい連絡。ありがたいことに数日後に予約が確定しました。
あまり時間が空いてしまうと、自分で解決策を見つけてモヤモヤ感が消えてしまいます。すぐに予約がとれてホッとしました。
中学時代までさかのぼりました
いよいよコーチングがスタート。まずは10分程度コーチングや守秘義務などについて説明があり、その後流れで過去の話になりました。
話をするなかで、中学時代について話すことに。その頃のことを思い出すとかならず出てくる思いについて伝えました。
女の子たちは芸能人の話、好きな子の話、誰かのうわさ話や悪口を話すことが多くて、私にとっては興味が持ちにくかったということ。
でもみんなの輪に入りたくて、話を合わせてうなづいて、面白くなくても笑っていました。そして耳に入る自分の笑い声をとても不自然に感じていました。この時期にはありがちですよね。
ありがたいことに高校以降は私自身でいられる友だちと出会えたので、思い出しても苦い思いは出てきません。
この状況について越智コーチに伝えていく中で「中学時代に”人に合わせる自分”が作られちゃったんだ」と思い当りました。
40歳を過ぎた今では「あ、それ興味ない」「そうは思わないなあ」と笑いながら言える人たちに囲まれているので本当にラクチン。これは子育てと、年齢を重ねることで大きく変化しました。
興味があったものは?
「芸能人なんかの話に興味が無かったなら、何に興味があったの?」と聞かれて、ちょっと考えてから絵を描くこと、星について調べること、マンガを読んだり描いたりすること、母親としゃべることなどが好きだったと答えました。ほかにもいっぱいあったけど、すぐに浮かんだのはこの辺。
今で言えばオタクちゃんだったのですが、それをあまり表に出さないようにしていました。当時「暗い」なんていう言葉が流行りだして、好きなものについて人に言うのが怖くなってしまったのです。
本当は興味があった漫画研究部も天文部ものぞくことすらしませんでした。今思えば、同じ趣味の子たちとの出合いがそこにあったのにと、もったいない気持ちがあります。
さて越智コーチに好きなマンガを聞かれて答えると、どうしてその作品が好きか、特にどんなところが好きかとどんどん聞かれました。質問に答えているうちに心に浮かんだことも一緒に答えていきます。自由に話していいからです。
そのうち「さっきより声が大きくなった」と言われました。その作品の話をしていると楽しくて、どんどん大きな声を出して、さらにマイクに近づいていたのです。
しかも笑顔で話していたので声がはずんでいたのではないでしょうか。越智コーチはマンガにも詳しく、そのマンガの作者を知っていたのもうれしさのツボでした。
この本を読み終わった後に、心地よくポカーンとしていたことを思い出しました。あまりにもグイグイと引き込まれたので、すぐに現実に戻れなかったみたい。
気持ちだけ無重力なフワフワとした感じで、気がつけば部屋はまっくら。ご飯に呼ばれても、なかなかソファから立ち上がりませんでした。もうちょっとそのままの気持ちでいたかったんだと思います。
越智コーチがその時の気持ちに名前をつけるように勧めてくださいました。これでまた心がザワついても、いつでも心地よい気持ちに戻ることができます。
この時の気持ちについては今まで何度も思い出していましたが、その瞬間がまさか自分にとって大切な象徴になるとは思っていませんでした。これは一人ではできないことです。コーチングを受けてよかったと感じた瞬間でした。
▼そのマンガがこれ!萩尾望都さんの作品は全巻そろえましたが、1つ選べと言われればスター・レッドが一番印象敵でした。
最後の最後に見えたもの
今回は過去のを振り返りが中心だったので、今後どうするというところまでは話が進んでいません。
でも今の私は過去が積み重なってできているし、やりたい目標も過去の中に見つけられるような気がするので、ここをもっと聞いてもらってもいいかもしれません。
実は私、過去について話を聞いてもらうの大好きなんです。いえ、過去について話すのが好き、かな。
でもダラダラと脱線しつつ進む過去の話なんて、普段は誰にも話せないじゃないですか。そこを越智コーチは1時間も聞いてくださるんです。話すことで自分自身でも多くのことに気がつくことができました。
そしてコーチングが終わる頃に、見えてきたモヤモヤの原因。
どうやら、今がしあわせすぎて将来が不安になっていたみたい、ということ。大好きな子どもたちとの生活が、近い将来無くなってしまうことを考えると悲しくなってきます。
子どもたちが自立していくのはうれしいけど、その時、私はどうしたらいいんだろう?
寂しくないように、なんでもいいから手に職をつけたい。寂しさなんて感じる暇がないくらい夢中になれる仕事が欲しいと焦っていたのかもしれません。
でも仕事があっても子どもたちがいなくなった寂しさからは逃れられないし、その時になったら案外「サッパリした!さあ、好きなことやろう♪」と大笑いしてるかもしれません。先のことは先にならないとわかりませんね。
心の境界線研究所について
2015年11月現在の、越智コーチの心の境界線研究所について。
直接会って会話することもできますが、私はSkype(カメラ無し)を選びました。
その方が自分の心の中と向き合いやすいからです。(部屋片づけなくていいし、化粧しなくてもOKだし!笑)
越智コーチは守秘義務を守ってくださいますので、何を話しても安心です。
話す側も真実を言うことが大切ですが。言いたくないことは「それについては話したくありません」とハッキリ言ってほしいそうです。
とにかくウソはつかないこと。これが重要。
コーチングはまず月2回×3か月継続(計6回)することがおすすめだそうですが、私は予算の関係でとりあえず今回のみということを伝えました。
「もちろん、いいですよ^^」と言っていただけてホッ。
月1回でもOKとのことで、それだけでとても安心しました。なにかあれば話を聞いてくれる人がいると思うと肩の力が抜けていきます。
家族とのコミュニケーションをより良くしたい方、理由はわからないけどモヤモヤがある方、ちょこっと越智コーチのこころの境界線研究所をのぞいてみませんか?
話を聞いてもらうだけで変わることって、あるんです。
コーチングを最大限に活かすために
もし、この記事をきっかけにコーチングを受ける方がいらっしゃいましたら、その後の記憶が新しいうちに文章にすることをおすすめします。
コーチング中の会話の記録は残らないので、徐々に内容を忘れてしまうからです。どんなことを話していて感情が高ぶったか、穏やかになったか、どんな質問に心が動かされたか、大きな印象が残っている記憶はなんだったか。
越智コーチが会話の中でこちらの変化を見つけて「それ!今どんな感じ?」などと声掛けしてくださいます。そういうところを中心に残しておくとコーチング後も発見がありますし、書くことでさらに心がまとまっていきます。
この記事を読んでくださった方のモヤモヤが、晴れていくことを願っています。
長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。