「英語で道をきかれたけど、なにも言えないままで終わってしまった」
気持ちは教えてあげたくて仕方がないのに、思うように話すことができずガッカリしたこと、ありませんか?
次にそのような機会があれば、そのときこそは!
それは、ある日突然やってくる
なにごともなく平穏無事に毎日が過ぎていた数年前、息子と住宅街を歩いておりました。
すれ違った金髪青い目のおにいさんが、あろうことか急に戻ってきて私に道を尋ねたのです。どひゃーっ!!!
「〇〇〇はどこにありますか?」
なにかの場所を質問されているのはわかるけど、肝心の〇〇〇がわからない。
話すスピードが速いのもあるけど、単語そのものがわからない???
すると彼はスマホを取り出し、単語を見せてくれました。
「gymnasium」
最初の3文字にgymとあり、さらに目の前に体育館があったので「ジム(体育館)のことか」と結びつきました。
指させばOKだったのでラッキーでしたが、ドッと疲れました。
突然あんなことがあるんですね。もう滝汗ブシャーです。
このころの私は短い1文の中にbe動詞を2つ入れちゃう、中1レベルの状態でした。
●あれは彼の家ですか? ⇒ Is that is his house?
くわしくは10回?100回?まずは1回 最後までやりきろう!「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」をご覧ください。
(道をきかれたのはこの記事よりずっと前なので、もっとレベル低かった)
なので、はじめての道案内は大成功だったと思います。
あの時の私ができる精一杯。外国の方も無事に目的地に到着できましたしね。
そして現在、その日はまたやってきた
先日、とある駅で金髪青い目の、今度はおねえさんに質問されました。
もしかしたら、こういう状況だとみんな金髪青い目に見えるのかもしれません。
今回は「山手線はどこですか?」と聞かれました。
NHKタイムトライアルで覚えた「It’s over there.」か「It’s that way.」を使おうと思っていた私は、一瞬で凍りました。
その駅には、山手線乗り場はなかったのです~!
さあ、もうパニックです。「あっちです」では乗り切れません。
「この駅に山手線乗り場はありませんってどう言うんだっけ?」
「山手線乗り場に行くには、まず、どの駅に行ってもらえばいいんだっ」
もともと自分自身が電車に疎く、慣れた土地でも迷子になるのに、しかも日本語でも道案内なんてできないのに、どうやって英語で説明できるというのか。
固まっている私を見て「これはムリそう」と判断したその女性は、やさしい笑顔で去っていきました。
お役に立てなくてすいません~っ!もう心の中で平謝りです。
そして、「ここまで数年やってきた英語学習ってなんだったんだ」とションボリ。
道案内はがんばりすぎず、できることをやろう
落ち着いて考えたら、やるべきだったことが見えてきました。
1)スマホを使えばよかった⇒いつも使っている翻訳アプリがあるではないですか。
⇒子どもたちの言い争いがはじまったら、英語発音チェックの時間です。
2)駅員さんのところに連れていく
3)わからないということを素直に伝える
「わからないと言ったら申し訳ないかな」なんて思う必要はないんです。
英語学習、まずは「これができたらうれしい」を学ぼう
ここ数年のオンライン英会話のレッスンのおかげで、自己紹介や趣味の話を、英会話30%、ジェスチャー70%で伝えられるようになりました。
でも、まず身につけたかったのは、「外国の人に英語で道を教えることができる」ことだったのです。
「3年も4年も英語のおさらいをやってきて、まだそこ!?」と笑ってしまいますが。
英会話に関して、ものすごーく背伸びをしていたんです。
あとは、日本語で道案内ができるようにならないとですね。
そこができないと、英語で説明なんてムリな話(笑)
まず深呼吸して肩の力を抜いて、ここからあらたにスタートします。
長い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました♪