目標を見つけて突進していけば、人生ガラリと変わっちゃうこともある。
そんな経験談が大好きです。数年前の発行ですがが、こちらの本もそんな1冊。
著者は同時通訳者である小熊弥生さんです。
短大時代は英検3級も取れなかった小熊さん
最近で言えば映画ビリギャルの原作本も同じように、底辺から目標地点へと駆け上がった状況をタイトルにしていましたね。(映画の感想はこちら)
長いけれど目を惹きます。
特に学生時代に勉強をサボりがちだった私にはたまらなく親近感を、そしてあこがれや希望を抱かせてくれます。
「人の成功話ばかり見てても仕方がないでしょ」と思われるかもしれませんが、これで学習へのやる気がUPするんです。
なにより好きなんですね。
女の子がプリンセス・ストーリーに憧れるのと一緒。
私自信はついつい「やってるよー」という雰囲気に自己満足して、実は大して勉強していないことがよくあります。
そんな時に小熊さんやビリギャルさんのがんばりを思い出すと「あんな風に周りが見えないくらいに必死にならなきゃ」と気持ちがピシッとなるんです。
小熊さんは短大時代に英検3級を取得することができず、卒業後の初TOEICでは280点という結果に。
それでも「絶対、通訳になる!」という強い気持ちを持って勉強し続けます。
とはいえ、家庭の事情でかなり予算には限りが。
そこで実行したのが、聞こえてきた英語はひたすらシャドーイング(真似て発音)し、どうしても行きたい語学学校へはバイトして入るなど、とにかく努力を惜しまず突き進んでいきました。
私は小学生の頃から英語が好きだったけど、英検は自分の中学で受けられた4級のみ。
大きくなってからも仕事にするための努力はしませんでした。
「英語でお仕事できたらなー」とか「絵が好きだからイラストレーター」とぼんやり思いながら、どんどん日が過ぎて今に至ります。
もうちょっと現実を見て、情報を集め、努力を継続していれば違った現在があったかもしれない。
後悔しているわけではありませんが(ちょっとしてます・笑)、そんな自分も見てみたかったというのが正直なところです。
TOEIC対策も書かれています
ここまで書いてくると小熊さんの苦労話しか載っていないのかと思われてしまうそうですが、ちゃんと英語学習やTOEIC対策についても書かれています。
ものすごく詳細なものではありませんが、私と同じように初TOEICを考えている方には、とても参考になると思います。
英語力がついてきた頃に、英語教室でTOEIC対策クラスを担当されていたからこその話題もあって興味深い。
小熊さんもスタート地点はまったく英語が得意ではなかったので、同じようなレベルの英語学習者の気持ちがとてもよくわかっていらっしゃっていらっしゃいます。
素直に聞き入れやすく、実践しやすい内容が参考になりました。
英会話を学んでいる人必見。同時通訳者の勉強法
同時通訳者の方ってすごいですよね。英語を聞きながら日本語に、または日本語から英語へ。そこから別の相手に伝わりやすく少々変換してお話。
いろんなことをいっぺんにこなしていて、本当にすごい。
そんな英会話のスペシャリストともいえる同時通訳者の方が、日頃どのように努力していらっしゃるかを知ることができました。
使える勉強法がいっぱい。
でも、どれもとてもシンプルです。
まとめ
英語ができれば、それだけでさまざまなチャンスが開けてくるんだとワクワクさせてくれる内容でした。
英語の可能性を再認識でき、未来の自分を思い描くことができます。
予算不足はいつものことですが、英語にかけるお金はムダにならない。
節約主婦な私はますます英語学習へのやる気が大きくなりました♪