長男が小さかった頃は、なにを習わせてもすぐにやめたがってしまう子でした。
やる気が無くて進歩がイマヒトツだった
現在は中学生の息子が3歳の頃の話です。
仲良くしていた子が三年制の幼稚園に通いだしてしまったので、ものすごく暇になってしまいました。
それをきっかけに習いごとデビュー。
なにかを始める際には必ず体験して本人の意思を確認、そして入会したにも関わらず、最初の数回以降はやる気なしに。
- 某大手の英会話幼児クラス(3歳~4歳)
- プール(3歳~11歳)
- 個人の英会話教室(小1の1年間)
「自分でやるって決めたんでしょ」とブツブツ言いつつ、内心は「まあ、習いはじめたらイマイチってあるよね」と思ってはいました。
大人だったら、やーめたってできるのに、子どもは自分だけではどうにもできない。
大変ですよね。
英語幼児クラスは1年間号泣し続けて周りに迷惑をかけてしまったし、プールはキライ過ぎてなかなか泳ぎ方を習得できず、信じられないくらい長い年月をかけて目標のバタフライに到着。
やっと退会できた時には親子でハイタッチものでした。
月謝は結構な金額ですし、「キライならとっとと合格して、どんどん級を進んで、早く退会すればいいじゃん」なんて思っていたのですが、なかなかそうはいかないもの。
1つ1つの習い事について書くと、当時を思い出して愚痴記事になってしまいそうなので、ここの話はこれでストップ^^
自分からやりたいと言い出した小学5年生
息子の雰囲気がガラリと変わったのは小5のとき。
習ってみたいものがあると言い出したのです。
「えっ!?」
過去に息子の全体的なやる気のなさに「結局なんならやってみたいの?」と聞いたことがあったのですが、「なんにもやりたくない」という答えが返ってきてトホホでした。
その息子が!
あのチビ太が!
習いたいことがあるですってーーーっ!?
いやもう、すぐに習えるところを探しましたよ。
結局、電車で数駅先まで通う羽目になったのですが、そんなことどうでもいい!
楽しんでおいで―っ♪
電車通いにも関わらず、ずっと遅刻なしで通っていました。
プールなんて出がけにトイレにこもっちゃって出てこなかったくせに(笑)
楽しいとか、好きって気持ちがあれば遅刻しないようにがんばる息子だったんだと、この時に知りました。感動!
しかし、今はあれもやりたい、これもやりたいで大変。
中学の部活や塾でそんな時間はありません。(お金もありません、塾代で精いっぱい)
子どもの成長を信じてみる
小5の夏でチビ太が一気に変わりました。
それは実家のジジババもはっきり感じていて、時々あの頃を思い出してはそんな話で盛り上がります。
きっかけはなんだろうと考えると、どうも長年イヤがっていたプールをやめた途端な気がするんですよね。
ずっと心の中にのしかかっていた重いものから解放されて、さらに小5になって考えがはっきりしてきたことで、いろんなことへの興味がバーッと広がったのではないでしょうか。
いやー、小さい頃からどうしたものかと思っていましたが、子どもの成長って信じて待ってみるものだなと、このことを通して感じました。
「プール、習ってよかったよ」
「あれだけプールをイヤがってたんだから、やめさせてあげれば良かった」なんて一度も考えたことはありません。
咳が出にくくなったし、体自体がしっかりしたからです。
なにより中学生になった息子が今では「やー、プール習っておいてよかったよ」とか「バタフライができるとカッコイイよね。もう1回あれだけ習ってみたいなあ」なんて言っています(笑)
「ほらね、ママに感謝しなさいよ」っていうと、「うん、ありがとう」なんて言ってくれちゃうものだから、うるうるしちゃいます。
なにを習わせるか、習いはじめた以上は嫌がっても最後までやらせるべきか、それとも途中でやめさせるか。
習いごとって子どもが楽しんでくれればいいのですが、そうでない場合は、親としては悩ましいところですね。
特に小さい頃って、本人の意思というよりは、親が「これをやっておけば将来役立つかも」なんて基準で習わせちゃうことも多いと思うので。
子どもはなんの習いごとがあるのか、自分がなにをやりたいのかわからないこともありますしね。
まとめ
子育てって、なにをしてあげたら将来に良い影響をもたらしてくれるのか手探りなので、むずかしいですね。
時には「こんなんじゃダメだ」なんて考えてイライラしてしまったり。
あの頃の私に教えてあげたい。
「そんなに焦ることも、心配することもないよ。チビ太はしっかりした子に育ってるよ」って。